イライラ&モヤモヤ…私が更年期の不調とうまく付き合えるようになるまで/フカザワナオコさんの更年期(1)

本マガジンご利用の皆様へ(注意事項等)
はじめまして! 45歳を過ぎてから感じた不調や心の変化のひとつとして更年期のことも描いている、49歳漫画家のフカザワナオコです。 カラダとココロの不調を感じてから「更年期」を受け入れ、上手に付き合えるようになるまでの“七転八倒ぶり”を連載でご紹介します。更年期世代はもちろん、これから更年期を迎える方々にもお役に立てたらうれしいです♪
※本サイトに掲載する体験記事は、全て個人の体験に基づいています。
はじめまして!
45歳を過ぎてから感じた不調や心の変化のひとつとして更年期のことも描いている、49歳漫画家のフカザワナオコです。
私は不安感やイライラ、頭が重い、頭が痛い、といった症状を特に実感しています。今はもう「まぁ、更年期だからな〜」と思っていますが、症状が出はじめたときは、しんどさの理由がはっきりしなくて、気持ち的にもつらかったなぁ、と。
とにかく気分が沈みがちになって、今までなら特に気にならなかった仕事先とのちょっとした行き違い(メールを送った、送ってない、とかそんなこと!)でイライラが止まらなくなったり、人付き合いが面倒で知り合いに会うのも気が進まなくなったり…。
めまいがするときもあれば、頭が痛い日もあって「寝込むほどじゃないけどなんかしんどい、なんか楽しくない…」っていう、モヤモヤした毎日を送っていました。
怪我とかなら「血が出た! 大変!」ってすぐわかるけど、更年期の症状ってぼんやりしてるから「ただ今日がそういう日なだけじゃないのかな?」って思って、ついつい見過ごしてしまってたんですよね。
結局、なんだかんだで不調を感じてから病院に行くまで、2年ぐらいかかったかなぁ?
病院に行こうと思えたきっかけは、仕事先の同世代女性のSNSの投稿で「更年期の症状で、病院で血液検査をしてもらった」って書いてるのを見て、その方とは年齢も近かったので「もしかしたら私も、この不調って更年期なのかも? 病院行ってみようかな!?」と思えたのでした。
病院では血液検査もしてもらったのですが、先生がおっしゃるにはそこまで数値が悪いわけではなかったそうなのですが、私のように主に不安感が強い症状に良いという漢方を処方されまして。
実際その漢方を飲むようになってから、随分と体も気持ちも楽になったような気がします。
あと、やっぱり家族に症状を理解してもらうっていうのも、更年期とうまく付き合っていく中で私には大きかったなぁと。
まだ病院に行く前に、夫に「最近すっごくしんどくて、更年期かも…」と話したのですが、「まさか!」みたいな反応だったんですよね。
どうやら夫は、更年期って閉経した人がなるものだと思っていたらしく(実際は閉経をはさんだ前後約10年間が更年期だそうです)、私もそのときはまだ更年期の知識がほとんどなく「それ違うよー!」とも自信持って言えず。
夫は私が更年期じゃないとは思いつつも「しんどいなら、夕飯はスーパーで買ってくるよ!」って感じでいろいろサポートしてくれたのでよかったけど、でもやっぱりちゃんと自分の体調のことは家族に知っててほしいなって。
なので病院にも行って漢方も飲みはじめて、自分でも更年期の記事とかちゃんとチェックするようになってからは、夫にも「更年期ってこういうことで、私は今漢方を飲んで対処してるよ!」っていうのをちゃんと伝えられて、夫も理解してくれたので本当に良かったです。
今はもう自分に合ってる対処法(漢方、運動、ウォーキング)をやっていて、ほかにも日々の生活の中でちょっとした気分転換をしたりして、自分なりにうまく更年期と付き合えてるかな?
ちなみに、最近一番気に入ってる気分転換方法は、踏み台昇降(笑)!あのステップ台をのぼって、降りて、のぼって、降りて、のシンプルな運動を、好きな音楽やラジオを聴きながらするのが、なんだか気持ちがスッとしていいのです。
ありがたいことに情報には困らない時代なので、アンテナをガンガン張って、自分に良さそうと思ったことをどんどん生活に取り入れて、どんよりしがちな更年期も穏やかに楽しく過ごして行けたらいいなぁと思っています。