お母さん、ほんとごめん! 母の更年期に気づかなかった実家時代/フカザワナオコさんの更年期(4)

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45歳を過ぎてから感じた不調や心の変化のひとつとして更年期のことを描いている49歳漫画家のフカザワナオコです。前回は「晩酌のつまみはポテチから煎り大豆へ♪ 食生活の見直しも自分ができることから1つずつ」をご紹介いたしました。
私がここ数年、更年期の症状を感じるようになって思ったことは、「実家の母は更年期をどう過ごしていたのかな?」ということ。母の更年期を知ることで、自分の更年期とも向き合うきっかけにもなったので、今回はそんなエピソードをご紹介しようと思います。
※本サイトに掲載する体験記事は、全て個人の体験に基づいています。
母に更年期について聞いてみると、頭が割れるように痛かったり、動悸がしたり、イライラもして、何もしたくなくなったりといった感じで、なかなかしんどい10年だったそうです。
更年期に加えて仕事と家事で母の体もヘトヘトなそのころは、父も仕事で忙しいときだったと思うし、姉は関西の大学に進学して実家におらず。
私はと言えば、ちょうど大学生から社会人へと続くぐらいで、自分のことに精一杯で余裕もなく、母への愛想も全然なくて…。
今振り返れば、当時の母に寄り添えてあげられなかったことが本当に申し訳ない!
もっと優しくすればよかったし、家のことも手伝ってあげればよかったなぁ。
母に更年期の症状をどうやって対処したのか聞いてみると、趣味のボランティアに行ったり、プールで泳いだりっていうのが特に良かったそうなのです。
やっぱり気分転換したり、体動かしたりっていいんだわ!
私は更年期対策として漢方を飲んだりもしているけど、それ以外では散歩に行ったり、軽い体操をしたりっていうのがなんだか効いてるような気がしてて…。
母の体験談を聞いて「やっぱりそうなんだ!」と、妙に納得してしまいました。
更年期でしんどくて料理をしたくないときは、スーパーでお惣菜を買ってくることが母は多かったそうで、言われてみれば、実家にいたころはそんな夕飯もあったような気もするけど、スーパーのお惣菜が大好きなので「やった! 今日お惣菜じゃん!」ぐらいにしか思ってなかったなぁ。
なんでお惣菜なのか気づいてあげて! 当時の私!
とはいえ、私も更年期真っ最中でしんどいときは、スーパーやドラッグストアで夕飯用のお弁当買ってきちゃうこともしばしば。
しんどいときの対処法が母とまったく同じで、そういうとこやっぱり親子なんだなぁ~。
あと、今回母に更年期のことを聞いてみて「私もその症状あるある!」って感じで、自分と照らし合わせることができたので、経験者に話を聞くって大事なんだなぁと思いました。
身近な人の経験談は本やネットの情報と同じぐらい(いや、それ以上?)参考になるので、親しい間柄でそういうのを聞いても大丈夫な人なら、更年期どうだったかとかいろいろ聞かせてもらったり、情報交換したりするのもいいなって。
とりあえず母の体験談を聞いてみて、私ももう少し更年期続きそうかな〜って気がするので、引き続き自分に合った対処法を取り入れつつ、無理せず毎日過ごしていけたらいいなぁと思っています。