好きな香りで気持ちが前向きに! 更年期を乗り切る自分なりの工夫/フカザワナオコさんの更年期(5)

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45歳を過ぎてから感じた不調や心の変化のひとつとして更年期のことを描いている49歳漫画家のフカザワナオコです。前回は「お母さん、ほんとごめん! 母の更年期に気づかなかった実家時代」をご紹介いたしました。
更年期の症状を軽減するためにやっていることのひとつ、「香りで気分転換する」というものがあります。たかが香りと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これが意外といい感じ。されど香りなんです。皆さんも、香りで気分が少し変わることって、あると思いませんか?
※本サイトに掲載する体験記事は、全て個人の体験に基づいています。
香水とかもつけないし、自分はそんなに香りにこだわりがある方だとは思っていなかったのですが、更年期で気分が優れなくて、何かちょっと気分転換するきっかけが欲しいとき、香りに助けられることがけっこう多く、案外香り好きなのかもなと。
よく考えてみると、香りが良くて気に入ってるハンドクリームは、普段使いというよりも、なんだか気分がどんよりしたときに、少しでも気分が良くなりたくて手にとっているし、リップバームやヘアオイルも効果の高さと同じぐらい香りが気に入って買ったものばかり。
日常生活でも、ふわっと自分の好きな香りを感じると、なんだかそれだけで気持ちが少し上向きになるような気がするんですよね。
また、週一ぐらいでお灸もするんですが、もぐさの燃える香りを感じるのもいい気分転換になっていて…。
もぐさは、よもぎの葉っぱの裏の綿毛でできているとのことで、燃えたときの植物の自然な感じの香りがなんともホッとしていいんですよね。
お灸のあの熱をじわっと感じるのもすごく気持ちいいのですが、お灸の香りの方がリラックスできて好きなんです。
私は煙が少ないように加工されているお灸を使っているのですが、それでも自然な香りはしっかりと感じられるので、アロマとしてもお灸を楽しんでいる気がします。
もちろん香りを外で不必要にまき散らすのは迷惑だけど、家の中だけだし(夫には悪いと思いつつ…)、更年期でどんよりしがちな私の毎日に香りは欠かせないものなんだなーって。
香りに限らず「私はこれをすると、気分が上がる!」っていう切り札みたいなものをいくつか持っているだけでも、気持ちが塞ぎがちなときになんとか乗り切るきっかけになるような気がします。
心身ともに穏やかで健やかな日々って、そういうことの小さな積み重ねでできてるのかもな~と。
今49歳ですが、母も55歳くらいまであったというし、まだあと数年は更年期が続きそうです(もしかしたら折り返してもいないのかも…)。
なので、上手に気分転換しつつ日々楽しく過ごせる工夫もして、もちろんどうにもこうにもならないときはさっさと病院にも行ったりして、上手に乗り切っていきたいなぁと思っている今日このごろです。