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無縁と思っていた「更年期」。思い込みが溶けて気づくまでの遠回り

MENO MAGAZINE編集部

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<更年期の体験エピソード連載:いずみんさんのケース①>

「更年期」という海を泳ぎ中のいずみん(48)です。ときに「のぼせ」などのホットフラッシュや発汗、不眠、だるさ、頭痛、肩こり…といった“波”に溺れそうになりつつも、いろいろと乗り切る方法を試しながら、日々過ごしています。

更年期症状の出方は人それぞれ。治療も対応策もそれぞれだと思いますが、私がやってみて良かったことや反省点などを連載でご紹介します。

原因不明の体調不良。たどり着いた「更年期」の3文字

 

子どものころから体を動かすのが大好きで、社会人になってからはスポーツの中でも空手や中国武術など、格闘技が趣味。健康には自信がありました。

ところが、昨年の春から、よく分からない不調を感じるようになり、以前のようなスッキリとした体調になかなか戻らないことが多くなりました。仕事でのパフォーマンスも落ちてきて、好きな空手にすら行く気力が湧いてこない。おしゃれする気も買い物に行く気も起こらない。でも、人間ドックでもおかしいところはなかったし…と、体調不良の原因がわからず、モヤモヤする日々が1年近く続きました。

 

「私、どうしちゃったんだろう? まさか重い病気の予兆?」

 

悪い想像ばかりが浮かんで、体だけでなく気持ちも滅入る日々。体調不良とはいえど、高熱が出たり痛んだりと病院にかかるほどの症状ではなかったので(と当時は思っていた)、不調のことで病院に行くこともなく、誰かに症状を相談することもありませんでした。しかし不眠や倦怠感など、モヤッとした不調が続くので、自分の症状をよくインターネットで検索するようになりました。

すると、ある文字を、たびたび目にするようになります。 そう、「更年期」です 。40代後半の私、年齢的にばっちりストライクゾーン。更年期障害の体験エピソードなどを読むと、自分を悩ませていたほとんどの症状と合致するのです。

 

「私って更年期? だからこんな不調が続くのか!」

 

胸にストンと何かが落ちた瞬間でした。

健康に自信があり、母や姉にこれといった更年期症状がなかったことで、私自身も更年期とは無縁だろうと勝手に決め込んでいました。今思えば、この思い込みが大きな間違いだったと思います。

体調不良の原因が更年期によるものだとわかってからは、これで対応ができると、気持ちが随分と楽になりました。ネットで見かけた更年期障害のエピソードが自分の症状と似ていたこともあり、徐々に「更年期」の実感が湧くようになりました。

また、 この気付きにより、これまでの生活を見直し、自分の体と向き合うきっかけにもなりました。おそらく人生の中で、今が一番自分の体を優しくいたわっていると思います(笑) 

目が覚める時間がだんだん早くなる…早朝覚醒との戦い

最初に気になった症状は「不眠」。一度寝ると朝までぐっすり熟睡するタイプだったのに、あるときから、起きる時間よりも2~3時間も前に目が覚めるようになりました。

不眠にはいくつかのタイプがあるそうですが、私の場合は通常の起床時間よりも早く起きてしまう「早朝覚醒」。一度起きると眠れなくなるのも特徴なのだとか。

 

 

それでも最初のうちは、目が覚めるのが朝の5〜6時くらいだったので、「私も年を取ったなあ」「お年寄りみたいに早起きになっちゃった」くらいにしか考えていませんでした。このときは「早起きは三文の得!」とばかりに、早朝からヨガや筋トレをしたり、本を読んだり、ネットを見たりして過ごしていました。

しかし、そのうち目が覚める時間がさらに早くなり、朝というより夜中の2時や3時に。さすがにここまでくると、自分でも「これではヤバイのでは…?」と思いはじめました。

 

ベッドに入る時間を早めたり、反対に遅くまで起きていたりと就寝時間を調整しても、やっぱり夜中に起きてしまう。不眠用の薬を飲んでいる間は朝まで眠れても、薬を飲むのをやめるとまた夜中に目が覚めてしまう。

そこで、早く起きてしまったら、「もう一度寝直せばいいんだ」と思い、二度寝を試みますが、寝ようと思うと逆に目が覚めてしまって…。

またそこでスマホをいじったりして、さらに目が冴えてしまう…本当に悪循環。睡眠時間が足りないせいか日中はぼんやり、でも寝たくても眠れず…。体は疲れる一方で、朝、布団からなかなか出られない日々でした。

いろいろ試してたどり着いたのが「白湯」

そんな生活が続くなか、数々の快眠グッズや方法を試した結果、たどり着いたのは「白湯」。シンプルですが、これが一番私の体には合っていました。

 

 

ほかにも、ホットミルクやお茶など飲んでみましたが、当時、食欲があまりなかった私には、少し重たく感じられてしまって。でも、白湯なら、胃に負担をかけずに、体の内側からじんわりと温まります。

体も気持ちもリラックスできたところで、布団にもぐると、比較的スムーズに二度寝をすることができました。しかも、最初の眠りより深い眠りに。しばらく続けていると、体の調子も少しずつ戻ってきました。

 

この経験から、夜中に起きてしまったときは、白湯を飲むようにしています。8割方、白湯のおかげで二度寝ができるようになったでしょうか。

白湯は、体がリラックスできるのはもちろんですが、お金もかかりませんし、夜中でも手軽に作れてすぐ飲めるところが気に入っています。

 

<著者プロフィール>
いずみん
夫と2人暮らし、48歳、出版社勤務。体を動かすのが好きで、趣味で、空手、ドラゴンボート、ハイキング、ヨガ、水泳といろいろ。最近は体調&気分に左右されるため活動数は激減中。子宮筋腫を経過観察中です。美味しいもの大好きなのですが、更年期で今は食欲が落ちぎみ。更年期“明け”を楽しみにしています。

 

>>更年期の体験エピソード連載:いずみんさんの連載一覧へ

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アステラス製薬のウィメンズヘルスマガジン。更年期にまつわる基礎知識・症状・対策・体験談などの情報を発信しています。

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