不安で涙が止まらない! もしかして産後うつ?/更年期ジャーニー(2)
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夫、息子、娘の家族4人で暮らす、更年期世代の働きママ・メノ子が、仕事に育児に追われる日々の中で体験した数々の「更年期な出来事」を連載でご紹介。メノ子が更年期を受け入れ、自分らしい日常を取り戻す日はいつ訪れる!?
こんにちは、メノ子です。
皆さんは、40代になってから急に気分が沈んだり、不安になることはありませんか?
私は40代で二度目の出産をしてから、毎朝気持ちがひどく落ち込むことがよくありました。
実はホルモンの関係で「鬱(うつ)」のような状態になるのも、更年期の症状の一つなんだそうです。
私の場合は年齢的に、産後うつなのか更年期なのか、よくわからないまま、不安に襲われて泣いた日々のエピソードをご紹介します。
まるで今生の別れ!? 朝の見送りがなぜか悲しくて仕方ない
20代で上の子を出産し、42歳で予想外の妊娠をした私。いわゆる高年齢出産だったのですが、家族はとても喜んでくれ、無事元気な女の子を出産しました。ところがこの時期、20代では感じたことがない、気分の落ち込みに悩むようになってしまったのです。
私が気分の落ち込みを感じたのは、なぜか決まって朝、夫が仕事に出かけるとき。身支度を整え、玄関から出かける夫を「いってらっしゃい」と見送るのが毎朝のルーティーンなのですが、夫を見送ってからがさあ大変。「子どもと私を置いて出ていってしまった」という孤独感が押し寄せ、不安になって涙が出てきてしまうのです。
夫は夜になると帰ってくるのに、何が不安で何が悲しいのか分からないまま泣いてしまう。とはいえ、娘の世話もあるので気分が落ち込んだまま家事や片付けをはじめます。
掃除して、洗濯ものを干して、子どものおむつ替えもしなくちゃ…と家事や育児をこなしているうちに、気が紛れてくるのかいつの間にか普段通りの私に。
でも、また翌朝になると、気分の落ち込みがやってきます。夫が家を出て子どもと私だけになってしまうと「こんなに悲しくて寂しくてつらいのに、私を置いて、会社に行ってしまうのね」と苦しくなり、不安が押し寄せて、涙が止まらない状態になってしまうのです。
気分の浮き沈みが止まらない・・・
毎朝、不安になっては泣いて、家事をこなして元に戻るの繰り返し。自分でも、なんでこうも気分が浮き沈みするのかと、まったくわからない状態が続きました。
ちなみに、気分が落ち込むのは平日の朝限定で、休日は夫が家にいるという安心感があるのか、気分が落ち込むことはありませんでした。
あのときの不安や孤独感はなんだったのか? 今振り返って考えてみても原因は分からず、自分のことなのに不思議な体験でした。そしていつからか覚えていないほどいつの間にか、夫を送る時間になっても、不安を感じたり、涙が出ることはなくなりました。
今、あの時のことを今思い返すと、当時の私はうつの状態に近かった気がします。20代で最初の子を生んでから仕事に復帰し、40代でまた社会とは離れた状態になったので、不安も多かったのかもしれません。
もしくは、年齢的にも、更年期だったのかも? と思うようになるのは、もうちょっと先のこと。ホルモン量の低下により急に気分が沈んだり、悲しく不安になるのは、更年期の症状の一つでもあるんです。

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皆さんにも、こんな体験ありませんか? その時は更年期だとわからずに、いろいろ悩んだりするものです。ぜひ、あなたのエピソードも教えてくださいね。
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