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更年期と要介護リスク 第2回

MENO MAGAZINE編集部

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更年期と要介護

第2回は、要介護につながる2大リスク、「認知症」と「骨粗しょう症」の対策を紹介していきます。 

女性にとって、なんとも悩ましい更年期ですが、その過ごし方についても紹介しますので、第1回とあわせて読んでみてくださいね。

 

更年期と要介護リスク 第1回

認知症対策

更年期外来受診する女性が訴える症状は、頻度の多い順に、「首や肩がこる」、「目が疲れる」と続き、3番目に「もの忘れが多い」というものがあります。もの忘れが多いと感じる女性は、40歳代後半から50歳代後半にかけて直線的に増加し、50%に達するという報告があります。

 

 

現在のところ、残念ながら、認知症を予防できる有効な対策は明らかになっていませんが、一定の条件下におけるホルモン補充療法(HRT)が、認知機能に効果を及ぼすという研究報告があります。ただし研究段階であり、HRTを開始する年齢によって、効果が左右することも確認されています。 

骨粗しょう症対策

「女性の一生における骨量の推移は、エストロゲンの動きとパラレルである」と言われています。エストロゲンの分泌が低下することで骨粗しょう症が増加するため、更年期以降は定期的な骨健診を受け、骨粗しょう症の早期発見と、早期治療が重要だと考えられています。 

 

 

骨密度の低下を防ぐ対処方法においても、食事や運動が効果的であることが確認されています。

食事では、特にカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを積極的に摂取することが大切です。まず、普段の食事でカルシウムやビタミンD(※)を豊富に含む食材を意識して摂れているか、振り返ることから始めてみましょう。 

※ ビタミンDは太陽の光を浴びることで身体の中で作られます。 

 

 

更年期の過ごし方

多くの女性は、思春期に初潮を経験するなど、エストロゲンにより生殖機能が成熟するのと並行して、さまざまな身体の変化を実感します。 

 

 

更年期では、成熟した生殖機能が停止に向けて低下を始めるため、やはり身体の変化を感じるようになります。思春期の前と後で身体が変わるように、更年期の前と後でも女性の身体は大きく変わり、特に更年期では、心身の不調を感じやすくなります。

エストロゲンの働きによって守られてきた女性の身体は、エストロゲンを失うことで将来の要介護リスクとなる疾患(認知症、脂質異常症、高血圧症等の発症、骨折の予防)の発症率が高くなることをご紹介しましたが、これらの疾患の少なくとも一部は、食事や運動などの生活習慣の工夫で軽減させられる可能性があると考えられることもご紹介させていただきました。こういった工夫を、日常生活において積極的に取り入れることが推奨されています。

ただ、「毎日の食生活をパーフェクトな栄養バランスで!」と気負うことはありません。更年期をむかえる頃の女性は、日常生活や社会生活においても役割が多く、時間的な余裕や、精神的なゆとりを得にくい時期でもあり、忙しくて買い物に行けない、気持ちが沈んで献立を考えられない、食欲がわかないなど、日によって気持ちや体調に変化が多い時期でもあります。 

 

 

そのような時には、手軽に手に入るサプリメントなど、栄養補助食品の助けを借りることも有用です。自分の食生活では不足しがちな栄養素を見つけ、ぜひ、毎日の習慣にできるようなお気に入りを見つけてみてください。 

そして、ウォーキングやエアロビクスなど、習慣的に身体を動かすことは、将来の要介護リスクに備えることに加え、運動不足解消、気分転換やストレス解消にも有効です。軽くジャンプするような、踵(かかと)に刺激を与える運動も加わると、腰椎の骨量低下を防ぐ効果があり、骨粗しょう症の予防に有効です。 

 

監修

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 茨城県地域産科婦人科学講座

教授 寺内 公一 先生

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MENO MAGAZINE編集部

アステラス製薬のウィメンズヘルスマガジン。更年期にまつわる基礎知識・症状・対策・体験談などの情報を発信しています。

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